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一般の方には、手術というと大きく皮膚を切開し、お腹を開けて臓器を取り出したり、修復したりするというイメージが強いと思います。ところで、十年ほど前から小さな侵襲で手術を行うという考えが日本の外科にも導入されるようになりました。その先駆けとなったのが腹腔鏡下胆嚢摘出術です。
これは5mmから15mmほどの小切開孔を4カ所ほどもうけ、光学視管というカメラをお腹の中に挿入し、テレビモニターを見ながら手術をするものです。今までは20cm以上お腹を切って胆石の手術をしていたのですが、この手術の導入により、わずかの皮膚切開で同等の手術ができるようになりました。このことは痛みの軽減、入院期間の短縮、美容上の面等で、患者さんにとって非常に益の多いことだと思います。当院でも平成7年から腹腔鏡下胆嚢摘出術を導入し、年間20〜30例を行っています。最近では胸腔鏡下での気胸手術や肺切除術、腹腔鏡下での十二指腸穿孔の手術、副腎腫瘍摘出術、さらには腹腔鏡補助下での結腸切除、早期胃癌に対する胃切除術なども行っています。現在鏡下手術の割合は2割程度ですが手術器具の改善、技術の向上により今後その比率は益々増加していくものと予想されます。

鏡視下手術 |

術後のお腹の傷 |
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